2012.03.30
「マリリン 7日間の恋」を観ました☆
オードリー・ペプバーン、グレース・ケリー、カトリーヌ・ドヌーブ、ジェーン・バーキンなど、彼女たちのファッション、スカーフやアクセサリー使い、ヘアスタイルなどは今見ても参考になります。
マリリン・モンローと言えばアンディ・ウォーホルのポートレイト画で有名ですが、彼女についてはお気楽でセクシーなピンナップガールのイメージを持っていました。
イメージが変わったのは、彼女の写真集を目にしてからです。
明るいピンナップガールのイメージとは裏腹に、ポートレイトの彼女はあくまで上品で、そして少し悲しげです。
伸びやかでしなやかなポーズ、ボリュームあるグラマラスな肢体、真っ赤な唇、目尻をごく強調したアイライン、唇の上のホクロ、綺麗にカールしたブロンドといった特性を備えた象徴的なピンナップガールでありながら、その瞳のつくる悲し気な表情とのアンバランスさが彼女の魅力だと思うのです。
そのマリリン・モンローの映画撮影時のエピソードを描いた映画「マリリン 7日間の恋」が3月24日から全国公開しています。早速、映画を観てきました。
舞台は、1956年のイギリスです。イギリスの名優ローレンス・オリヴィエが監督兼共演となる新作「王子と踊り子」の撮影のために、ハリウッドスターのマリリン・モンローがイギリスに降り立ちます。マリリンが30歳のときでした。
マリリンとの共演でもう一花咲かせたいオリヴィエでしたが、自身の演技コーチを連れて撮影に望むマリリンとの間に衝突がおこります。
衝突や撮影時のプレッシャーから引きこもりになるマリリンのなだめ役となったのが第三助監督のコリン・クラークでした。
ハリウッドスターのマリリン・モンローと、このとき23歳のコリン・クラークとの交流を、映画は美しく描いています。
情緒不安定で気まぐれ、でもとびきりチャーミングな笑顔を持ち人々を魅了するマリリンを、ミッシェル・ウィリアムズが好演しています。
ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、エマ・ワトソン、エディ・レッドメインと共演陣も手堅いです。
映画で特に印象に残ったのは、ミッシェル・ウィリアムズが演じるマリリン・モンローの着こなしです。
渡英時の水色のワンピースと白いコートの組合せ、スタジオ入りする時の白いドレス、庭を散歩するときの黒いワンピースドレス、お忍び時にはキャメル色のコートに白いシフォンスカーフを頭に巻いて、コリンと出掛けるときは白いシャツとキャメル色の膝丈のスカートでと、洗練されていて素敵です。
湖で泳ぐシーンとマリリンがお風呂で歌うシーンもよいです。
ミッシェル・ウィリアムズは歌が上手で笑顔とともに歌声も魅力的です。
王子と踊り子を初め、マリリン・モンローの映画を見てみたくなりました☆
「マリリン 7日間の恋」
(My Week with Marilyn)(2011年イギリス・アメリカ)
監督:サイモン・カーティス
脚本:エイドリアン・ホッジス
原作:コリン・クラーク
製作:デイヴィッド・パーフィット、ハーヴェイ・ワインスタイン
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン他
音楽:コンラッド・ポープ、アレクサンドル・デスプラ
出演:ミシェル・ウィリアムズ(マリリン・モンロー)
ケネス・ブラナー(ローレンス・オリヴィエ)
エディ・レッドメイン(コリン・クラーク)
エマ・ワトソン(衣装係ルーシー)
ジュディ・デンチ(女優シビル・ソーンダイク)
映画「マリリン 7日間の恋」公式サイト
http://marilyn-7days-love.jp/